2024年4月22日
禁欲的虚無
1.過ちを繰り返し内省する
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2.否定する要素の増加(ないし、価値観の形成)
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3.禁欲思想の構築
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4.1~3の繰り返し
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5.自己批判の常態化・拡大
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6.肯定の消失・目標の喪失・消極性増殖
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7.耐えながら最低限すべきことに注力する(就活・労働)
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8.すべきことの解消
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9.人生への動機の消滅
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10.外部からの否定
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11.自己否定の増加
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12.鬱化
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13.虚無性に対する自己否定(以下ループ)
2024年4月25日
近代以降の合理主義的社会とそれに即して生きる人にとって、哲学とは少し相性が悪い。正の判別に秀でる側面からして、悪(正以外の存在)の否定にも徹底しており、「正の種類は多種多様」と言わんとする脱構築の体系においても、絶対性の排他は(その理屈が強い限り)必然とその力は多大である。
個人の在り方が正だけで済む社会であればよかったわけだが、考えるまでもなく理屈立てられた「正とされる状態」と生の人生には人それぞれのギャップがある。距離が大きければ悪とすることも容易く、合理性を保つほどに自己・他者否定が邁進するきらいがある。
肯定には、同じ価値判断を持つ他者からの同意や恩赦、または当人の価値判断の変容が要される。(あるいは、当人が「正とされる状態」に自身を強制するほかない。)このような状態で悪性を自認しながら心地よく過ごし続けるということには「許しがない」という観点において無茶が生じる。生きているだけでえらいと言うために、正の座標を、認識を自身の現状にフィットさせるのはこのためである。
2024年4月26日
判断について考える必要がある